fc2ブログ
ウワサのBECCAN。ブログbeccanです。グルメ、おサケな話、チマタの話題などなど。

2024/02123456789101112131415161718192021222324252627282930312024/04

冠稲荷神社。[太田市]

太田市にある「冠稲荷神社」です。
前回来た時はザっと見だったのですが、
今回はゆっくり散策することが出来ました。

先ずは正面の鳥居から。
「甲(きのえ)大鳥居」であります。


=== 案内板より ===
甲大鳥居
規模、量感ともに県下有数である。
様式は稲荷鳥居といい、明神鳥居の発達したもの。明神とは、特に霊験著しく
由緒正しいとの意である。鳥居は華表といい神の斎(居付き)給う清浄な神域の
結界(境)を示す第一の標である。
甲とは、東の僅か北寄りを示しまた「最初のもの」の意でもあり、
日の昇る東の神の座への門である。
円塗りの朱は神明の徳を表わし魔除けの効験を顕す。鳥居の空高く聳えるは
神霊の天降りを請い祀るものでありときに緑に映え、
ときに夕景に浮び上がるさまは神々しくも、また幻想的である。

当神社の鳥居は境内の四方位に在りこれを四方鳥居という。
それぞれを潜ると魔除けの効験一層あらたかなりという。
云々。。。


冠稲荷神社。[太田市]

大鳥居の向かって左手に「猿田毘古社」。


冠稲荷神社。[太田市]

こちらは「聖天宮」です。


===
冠稲荷神社 摂社
聖天宮日高社
御祭神  伊邪那岐神 伊邪那美神 神倭磐余毘古神(神武天皇)
御祭神  火雷神 水分神
御神徳  夫婦和合 親子和合 災難神 ストーカー除け
御社殿  安政4年(1857)再建

建築様式は荘重な八ッ棟造りで、周囲に極彩色の丸彫彫刻を配した、
日光東照宮を思わせる華麗な神殿である。造営は、江戸後期から明治中期
にかけて天下の名工と称された弥勒寺音次郎、音八、父子による。
さかのぼれば、日光東照宮に名を残す名工左甚五郎の流れをつぐ
名門花輪彫工に列する名工である。
音次郎は、佐波郡下渕名に生まれ、のちに小林家に入婿して小林音次郎
となったが、その秀れた技量により京都吉田家から河内守藤原照房の
名を与えられた。音八は名を幸孝といい、江戸時代、石原常八、
「波の伊八」こと武士(たけし)伊八郎とともに「名工三八」と呼ばれた。


冠稲荷神社。[太田市]

明治になって、音八は皇居賢所造営の棟梁に選ばれ、最高の名誉といえる
表玄関車寄せ正面の「菊花紋」を彫刻し、天下第一の名工と讃えられた。
絵師としても一流で、向松軒梅雪と号し、優れた南画を残している。
当神社棟札には、棟梁弥勒寺河内藤原照房、彫工弥勒寺音八、諸貫万五郎とあり
音次郎、音八父子の名が残された唯一の記録である。
加えて諸貫万五郎が列なる、名実ともに圧巻の造営記録である。
この上棟は、音八がまさに心・技・体ともに円熟した36歳のときである。

その4年後には、笠間稲荷神社の全ての彫刻を一任され、先にあげた
諸貫万五郎とともにこれを完成している。この神社は、後にその優れた彫刻により
国の重要文化財に指定された。
内部格天井には、繊細で優麗な12面の花鳥画が描かれ、その中央にあって
盤踞する竜は、思わず息を呑む迫真力であり、正面欄間に這う三竜もまた
凄絶見事である。
音八彫刻の「八方睨みの竜」(国指定重要文化財・笠間稲荷)と双璧をなすものと、
諸家の同音に評するところである。
云々。。。


冠稲荷神社。[太田市]

日高社の裏にあった「悪縁断大鈴 古墳磐座」。
悪縁を断ってくれる大きな鈴。


冠稲荷神社。[太田市]

「拝殿」です。

拝殿手前にある小さな建物は
「義経公ゆかりのご神水」。


冠稲荷神社。[太田市]

所狭しとたくさんの彫刻が施されている「本殿」。
パッと見ただけでも凄い迫力です★


冠稲荷神社。[太田市]

===
冠稲荷本殿 西壁面彫刻
虎渓三笑
中国の浄土教の開祖である慧遠(えおん)法師は江西省廬山(ろざん)に隠棲しており
来客を送る際、精舎の下の虎渓という谷川のところで足をとめ、そこを渡らない戒律を
守っていました。ところが詩人の陶淵明と道士の陸修静が来訪し話をしていた際、
興が乗じて虎渓を越えてしまいました。
虎の吠える声を聞いてそれに気づき、3人で大笑いをしたという『廬山記』の故事です。
云々。。。


冠稲荷神社。[太田市]

===
冠稲荷本殿 東壁面彫刻
商山四皓
「商山」は中国陝西省にある山の名前、「四皓」はあごひげと眉が白い4人の
老人のことを意味します。
「商山四皓」とは、中国秦時代の末期、乱世を避け商山に隠遁した4人の老人、
東園公、夏黄公、甪里先生、綺里季という隠士のことです。
出典は『漢書』であり、水墨画の画題としてもよく使われています。
云々。。。


冠稲荷神社。[太田市]

冠稲荷本殿 北壁面彫刻
琴棋書画
琴棋書画とは「琴」「囲碁」「書」「画」の四芸のことで文人、士大夫が嗜むべき
とされた芸を意味します。
竹林の七賢人が琴棋書画に親しむ様が描かれています。
云々。。。


冠稲荷神社。[太田市]

本殿の裏は小山になっていて小さな石祠がありました。
古墳のようですねー。


冠稲荷神社。[太田市]

社殿の西側、竹林の中にあった「神馬ティアラ神霊璽標」。
昭和60年~平成14年(1985-2002)とありましたが、
お馬さんがいたのかな?


冠稲荷神社。[太田市]

戌亥参道辺り。
竹林とともにたくさんの石祠があります。

前半戦、ちょこっと散策してみましたが、
案内板なども詳しく書かれていてとても分かりやすいんですね♪

他にも見所たくさん★
境内社もあったので、後程書いてみたいと思いますー★

つづく。。。



以前の記事はこちらから。
冠稲荷神社。[太田市]

【冠稲荷神社】
@群馬県太田市細谷町

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する