ウワサのBECCAN。ブログbeccanです。グルメ、おサケな話、チマタの話題などなど。

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開演時間に遅れないよう急いでいたら、
会場入口付近の石畳上で、差し入れ用の一升瓶を落してしまいました。
溝に流れていく日本酒、割れたガラス瓶。。。 


恐怖の恋。[桐生市*有鄰館酒蔵]

開演。

暗闇の中でいきなり連打される石坂さんの神楽太鼓。
ノリノリのビートは、さあさあさあ「恐怖の恋」の始まり始まり!
と云わんばかりに観客の不安を煽り立てます。
強烈なリズムが延々と続く中、薄明りの舞台うえで二体がうごめきます。

有機的な息遣いと無機的な気配。
一体は工藤さん、もう一つは天井から吊るされたヒトガタの操り人形、
というより廃材で作られたデク。
この吊るされたヒトガタが工藤さんと動きをシンクロさせます。


彼が跳べば跳ぶ、彼がのた打てばのた打つ。
彼の激しい動きと気を一にするヒトガタに、男はたぶん恋をする。
抱いて、撫でて、頬ずりして男は乱舞し、
神楽太鼓と銅鑼と鉦の重層音が大河ちっくに盛り立てます。

さらに壁に映される不気味な影と、優しく耳に入ってくる冷たいノイズが、
舞台をシンプルなアニメーションのような設定に見えさせ、
この非日常にググっと引き込まれます。


恐怖の恋。[桐生市*有鄰館酒蔵]

やがて男はこの恋に狂いだす。
鎌を手に取り、狂気へ突き進む。
あくまでも翔ぶように、凪がれるように狂っていきます。
変な話ですが、みんな恐怖を期待して集まりました。
ほぼ満席の酒蔵会場の観客は怖いものを観たいので集まったのであります。

そして期待通りに、舞踏と神楽がコラボレーションしなければ決して表現できない、
狂気のイメージが目の前に出現したのでした。
恐怖の恋など経験したくありませんが、この美しい舞台は観て良かった!


あの流れた日本酒が狂気を鎮めたのであれば幸いです。



以前の舞台はこちらから。
工藤丈輝×石坂亥士「マツリアワセ」を観た。[桐生市]
工場 koujou 工藤丈輝×石坂亥士。 [有鄰館酒蔵*桐生市]

【桐生市 有鄰館 酒蔵】
@群馬県桐生市本町2-6-32
TEL/0277-46-4144

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