ウワサのBECCAN。ブログbeccanです。グルメ、おサケな話、チマタの話題などなど。

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桐生市「有鄰館 酒蔵」で行われた
舞踏・工藤丈輝さん、神楽太鼓・石坂亥士さんによる即興デュオ、
『マツリアワセ』を観て参りました。
国内各所はもちろん海外でも持続的にパフォーマンスを繰り広げている2人が、
年に数回帰ってくるホームグラウンド「有鄰館 酒蔵」での久し振りの競演であります。

土着的雰囲気の舞台が室内真ん中に築かれ、
その舞台を舐めるように用意された観客席。
至る所に設置されたデジタル機具。
舞台上で揺らぐロウソクの炎。
会場内のかすかな話し声が、突然の暗転でピシャリと閉じられました。
はっとした瞬間、呆けた様子で異形の工藤さん登場です。

今回の即興は斬り合いになるのか、それとも琴線を刺激しあい大団円を迎えるのか・・
妄想が膨らみます。


明瞭な電子音が滑らかに響いてくる。
石坂さんとデジタル楽器?と思っていたら、
マイクで精巧に拾われていた民族楽器の音でした。
舞台上で揺らぐロウソクの炎に歩調を合わせるかのように、
最初2人は探り合います。
言うまでもなく即興であります。ドキドキものです。
何がどう決着するか誰にもわからないのです。

軽いトスの展開から、工藤さんの動きが次第に激しくなる。
挑発するかのように舞う工藤さん。
クールに奏でる石坂さん。
徐々に暴れ出す工藤さん。
まだまだ挑発に乗らない石坂さん。
斬り合いなのでしょうか。
二人の呼吸は次第に鋭利さを増します。

激しくそして美しく、一枚一枚人間の皮を剥いでいく工藤さん。
要路を冷静に見極め、エネルギーを溜めている石坂亥士。
内臓をえぐるかのように肉体をさらけ出す工藤さん。
強烈な攻防が続きます。

ふとスポットライトの中、雪片のような塵がヒラヒラと舞い落ちました。

渾身の神楽太鼓が一発叩かれる。
人間の皮をかなぐり捨てる工藤さん。
怒涛のようなビート。
波に乗る工藤さん。
迫力のリフレイン
絞った肉体は、石坂さんの叩く神楽の音で更に研ぎ澄まされる。
大団円です。
2人のパフォーマンスに呆然とする私たち。
一体何が起こったのだろうか?
帰りの足取りは軽くなったような気がします。
生き抜くための準備を整えたかのように。

マツリアワセ.09.17.2016



【桐生市 有鄰館 酒蔵】
@群馬県桐生市本町2-6-32
TEL/0277-46-4144

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