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ウワサのBECCAN。ブログbeccanです。グルメ、おサケな話、チマタの話題などなど。

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一月の宗月釜にて 2
赤城山。
一月の「宗月釜 so-getsu gama」は、三月に控えている個展の準備のため
火にくべられる前の作品達が所狭しと並んでいました。

一月の宗月釜にて 3
暖をとるためのストーブと一杯のコーヒー。
工房の周りに雪の残るこの日、とても嬉しいお持て成し。
「ま、ええよ。ゆっくりしてえったら」。
と籠橋宗範先生。
先生には先日お会いしましたが、
工房にお邪魔するのはどれくらいだろうかな?
とても久しぶり。
かわらずここのロケーションはかっこ良く
何度訪れても刺激を受けます。

一月の宗月釜にて 
「おーおー、そうやった!あれあれあれ。。。」
徐に、何か思い出したのでしょうか、
先生は奥から大きな額のようなものを引っ張りだしてきました。
「おーおー、これこれ!」

一軒ほどの長さの額。
縁には金箔が施されている。
下地に100年程前の籠橋家の陶器の納品書がはられ、
その上に油絵具で描かれている書だ。

一月の宗月釜にて 6

一月の宗月釜にて 6

自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

一月の宗月釜にて 9

茨木のり子 詩
宗範 謹書

一月の宗月釜にて 8

茨木のり子さんの詩。
「この詩に初めて出会った時はえらく感動したなぁ。
歩んできた道を、自らを省みるからしみじみと寂しさとかな。。
すぐ作品にしたくなった。当時のワシやね。。」

茨木のり子さんて知っていますか?
私はこの日初めてその詩を拝見させていただきました。
どことなく寂しくなる意味を持った言葉。。
反省の気持ちなのでしょうか?

すばらしい詩。そして素晴らしい籠橋先生の作品を観せていただき、
赤城の宗月釜に感動した一日です。
こんな作品を観ながら一杯飲りたいな。

一月の宗月釜にて 4

コメント
この記事へのコメント
良い時間
素敵な場所・時間の中に居るのをこの写真で共有できる感じがします。
この作品にはパワーを感じます!
茨木のり子さんのこの詩の1節1節が自分のおろかさを認識させてくてる。いつまでも子供のような清い心を持ち続けていたいものです。
素敵な作品に感謝。
2007/01/18(木) 23:03 | URL | 太田のボサ好き #-[ 編集]
太田のボサ好き 様。
この日は魂をゆさぶられました!
涙がちょちょギレる心境です。
ボサ好きさん、いつもコメント有難うございます。
2007/01/19(金) 07:53 | URL | BECCAN #-[ 編集]
茨木氏の詩に感銘受けました。
本日1/21付けの東京新聞の社説に氏が取り上げられてます。
2007/01/21(日) 15:15 | URL | 太田のオバチャン@ワーキングプア #t50BOgd.[ 編集]
太田のオバチャン様
茨木さんの詩は、今回取り上げさせていただいたもののほかにも、深く心の奥まで届くものが多いのですね。
今回、籠橋先生のお話を聞いて初めて知った詩人ですが、その後、足利市内の珈琲店「カフェ・ド・フルカワ」に、詩集が置いてあると教えていただき、早速読みに行ってきました。今の自分にピタリとはまりましたよ…。
コメントありがとうございました。
2007/01/21(日) 17:52 | URL | BECCAN #-[ 編集]
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2007/11/09(金) 02:29 | URL | みんな の プロフィール #-[ 編集]
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2007/01/18(木) 12:26:14 | 掛け軸市場